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2005年10月25日

74. チャングムの誓い:教育機関としての宮中

「チャングムの誓い」で主人公が10歳で
宮中に入り、教育を受ける様子が描かれている。

集合教育と個別教育を併用し、試験などで
同級生を競わせる。

子供たちは最初は字は読める者はほとんどいないが、
字の読み書きを教わり、料理などの専門分野の
訓練を受ける。

ドラマなので、本当に当時(16世紀初め)の韓国の
宮中の教育システムがこうだったのかは、
私にはわからないが、本当だと仮定する。

当時、身分の高い両班(ヤンバン)の男の子は寺子屋で
勉強できたようだが、女の子には勉強の機会が少なかった。

うまく宮中に入れれば、女の子でも教育を受けることができる。
字を覚えて、料理などの専門教育を受ければ、
宮中を離れても、役立つことだろう。

チャングムたちが受ける教育を見て、
修道院を思い出した。

「Aging with Grace」
という本に詳しいが、
20世紀初めのアメリカのカトリック系修道院も、
貧しい家の女の子が教育を受けるチャンスだった。
やる気のある者は、夏に大学院の単位をとり、
大学の教職についた者もいる。

修道院ではそれぞれ仕事ができる間は続ける。
病気になったりすると、
同僚シスターたちに手厚く看護される。
宮中でも、老いて病気になった女官は、
若い人に手厚く看護されている。

宮中の女官は「王の女」として結婚できない、とされている。
実際に王の側室になる人はわずかだろうから、
大部分は料理などの専門職を続ける。

ドラマでは、若い人の比率が非常に高いので、
おそらくある程度の年齢になると、やめていくのだろう。
故郷で食堂を開業したり、結婚するのだろうか。

修道院でも同様に、神に仕えるシスターたちは、結婚できない。
この場合もおそらく、シスターをやめる人たちもいるだろうから、
適当な所で切りをつけて、仕事を始めたり、結婚する人も
いるのだろう。

という風に、教育機関という見方で、
宮中と修道院を比較してみると、おもしろい。
posted by ティー at 10:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の着想
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