「チャングムの誓い」第4話をこれから見られる方は、
以下は読まないで下さい。
(ネタばれがあります。)
。。。。。。。
「チャングムの誓い」第4話で、
ハン尚宮がチャングムに、
「水を持ってきなさい」と言う場面がある。
チャングムは料理部門の見習いであり、
師匠のハン尚宮の部屋に一緒に住んで、教わっている。
チャングムは師匠に水を持って行くのだが、
何度行っても、「また後で持ってきなさい」と
やり直しを命じられる。
とうとうチャングムは「水を持ってきても、湯を持ってきても、
笹を浮かべてもだめです。どうすればいいのですか?」と
聞く。
そこで、ハン尚宮はヒントを出す。
「井戸水に黄砂が混ざっている時は、
お湯を沸かしてから使ったのは、なぜですか?」
チャングムは、「母がそう言ったからです。」と言う。
ハン尚宮は、「お母さんはなぜそう言われたのですか?」と聞く。
チャングムはそこでようやくわかる。
チャングムがおなかをこわさないように、
お母さんがそうしたのだ。
水を持っていく前にその人の体調を聞き、
どんな水がいいか考えてから持って行くべきだと、
ようやくわかる。
さて、この教え方のいい点は何か?
1) 答を最初に言うのでなく、本人に考えさせる。
考える力がつく。
2) 試行錯誤の過程も勉強になる。
例えば、最初のうち、チャングムはいろいろな水を持ってくる。
水にもバリエーションがあることが勉強できる。
3) ヒントもすぐには出さない。
生徒がいろいろ試し、どうしてもわからなくなって、
助けを求めてきたら、ヒントを少し出す。
4) ヒントを出す時も、問答形式で本人に思いつかせる。
チャングムが「母がそう言ったからです。」と言っているのは、
そのままだと、母親が言えば何でも信じる、
思考停止のように聞こえる。
会社で言えば、「社長が言ったから」「お客さんがそう言ったから」
「経済状況がそうだから」などの、人のせいにして
理由を考えない例は、いくらでもありそうだ。
ハン尚宮は「お母様はなぜそう言われたのですか?」と
チャングムにさらに考えさせる。
5) 何度も水を持っていく、という作業をした後で、
ようやくやり方がわかる。
体で覚えることができる。
この方法なら、教わったことは忘れない。
6) 体力がつく。
答えがわからない問題を一生懸命考えたり、
いろいろな水を用意する体力がつく。
7) その人の力を試すことができる。
例えば、最初から「答を教えて下さい」「ヒント下さい」という子だと
レベルはいまいちだとわかる。
問題点もあげてみる。
a) 時間がかかる。
全ての問題をこのように教えていたのでは、
とても時間がかかる。
大事な問題にしぼった方がよい。
よく考えることを一度会得すると、他の問題にも使えるので、
初期にやるのがいいのだろう。
b) 人数が多いと難しい。
1対1の教育や、少人数ならよいが、
人数が増えると大変。
c) 教える側にも忍耐力と時間が必要。
例えば、非常にのどが渇いているなら、
水が来たら飲みたくなる。
余裕がある時でないと、できない。
この方法は数をしぼって、効果的に使うとよさそうだ。
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2005年11月01日
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